薫る花は凛と咲く アニメ最終回が尊すぎた件

薫る花は凛と咲く

「純情ってここまで清らかでいいの!?」と思わずツッコミたくなるほど、全部がうまく転がっていく胸キュン展開のオンパレード。

アニメ『薫る花は凛と咲く』は、恋も友情も家族のことも、みんなが優しくて“理想の世界ってこうだよね”をそのまま見せてくれる作品なんです。だから見てるこっちも自然とほっこりして、「こんな恋してみたい…!」って憧れちゃうんですよね。

そして迎えた最終回では、ついに凛太郎と薫子がお付き合いに到達!ここまでの道のり、ほんと尊い…。

この記事では、私の個人的な胸キュン&涙ポイントを、ゆるっと語っていきます。
続きが気になるあなた、そのまま一緒に“尊さ”を補給しに行きましょう!

薫る花は凛と咲く アニメ最終回『夏祭り』

第12話の海辺で、思わずこぼれた凛太郎の「好きです」。
あの一言に、驚き・嬉しさ・戸惑いが一度に押し寄せ、顔を真っ赤にした薫子の表情は何度思い返しても胸がぎゅっとします。
けれど結局きちんと話せないまま2人は解散してしまい、その続きを伝える“舞台”となったのが──最終回の夏祭り。

13話、緊張で少し肩を上げながら現れた薫子は、息をのむほど可愛い浴衣姿で登場。まさに優勝(笑)
対して凛太郎はいつもの白T×黒ズボンで、服装からも2人のらしさが伝わってきていいですね。

待ち合わせで顔を合わせた瞬間から、凛太郎は本題を話さなきゃとソワソワ。
そんな空気を感じ取って、薫子は「お腹空いてない?」と屋台へ誘ってくれる。この優しい気遣いが、本当に薫子らしくてほっとします。

そこから始まる2人の屋台巡り。
リンゴ飴に射的…どれも初々しくて、見ているだけで頬がゆるむような“ちゃんと楽しそうな”時間。
そのなかで凛太郎は、薫子の笑顔を見つめながら静かに自分の気持ちと向き合い、
「やっぱり…和栗さんが笑ってるとこ、好きだな」
と改めて実感していきます。

そして──
一通り夏祭りを楽しんだ2人は、神社の隅のベンチへ。
落ち着いた空気の中で、いよいよ“本題”に向き合う時間がやってきます。

薫る花は凛と咲く アニメ最終回『告白』

神社のベンチに並んで座った2人。
そんな静かな空気の中で、ついに凛太郎が覚悟を決めます。

改めて向き合って、「好きです、好きです…」と告げる凛太郎。
ここからの言葉が、本当に丁寧で、まっすぐで、胸がぎゅっとなるんですよね。

凛太郎は、“好き”という気持ちが時にわがままになったり、自分の気持ちを押し付けることになってしまうかもしれない…と、一度ちゃんと悩んで考えている。
だけどそのうえで、「付き合う」というのは、お互いが勇気や元気をもらえて、大切な人ともっと一緒にいられるための形なんだと気づいていく。

そして──
「付き合ってください!」

“好き”と言われて顔が真っ赤になって動揺していた薫子が、このときだけはずっと真剣な眼差しで凛太郎の言葉を受け止めているんです。
ここはグッときますね!!
“逃げないでちゃんと向き合っている”という強さと優しさが伝わってきて、2人の関係性がまた一段深まった瞬間。

凛太郎の優しさを誰より知っている薫子だからこそ、あの告白がどれだけ覚悟のいるものだったか分かるんですよね。
だからこそ、静かだけど温かくて、すごく特別な告白シーンになっていて…気づけばこっちも緊張してるという。笑

この2人だからこそ生まれる“真っ直ぐで純度高めの告白”。
最終回の夏祭りにぴったりなシーンでした!

薫る花は凛と咲く アニメ最終回 『初めて会った日のこと』

この最終回でいちばん胸をつかまれたのは間違いなくここでした。

凛太郎が告白を終えた後、薫子は「初めて会った日のこと、覚えてる?」と聞きます。
凛太郎は、私たち視聴者が知る“ケーキ屋の出会い”を当然のように話します。
でも薫子は静かに、その前から凛太郎を知っていたこと、すでに心を救われていたことを打ち明けるんです。

そこで初めて知る、あの出会いの裏側。

辛くて、しんどくて、大好きなケーキだって食べたいと思えない時期に、ふと温かい雰囲気に吸い寄せられるように入ったケーキ屋。
そこで偶然居合わせたのが凛太郎で、温かさに満ちたその店でケーキを口にした瞬間、思わず涙がこぼれてしまった薫子。
彼はその涙に、特別扱いでもなく、見返りでもなく、ただ自然体で寄り添った。

凛太郎はそのことを覚えていませんでしたが、「それでいい、その方が私は嬉しい」と薫子は言います。
その“当たり前”の優しさが、薫子にとっては本当に救いで。
彼女の中でずっと残り続けるほどの出来事だったという事実に、見ているこちらまで胸がじんと熱くなる。

そしてその日を境に、薫子はケーキ屋に通うようになります。
新しい洋服でおしゃれをしたり、髪を巻いたり、ちょっとした期待を胸に抱いたり・・・
凛太郎にまた会えるかもしれない、そのほんの少しの希望が楽しみになっていった姿が、本当に健気で可愛いです。

でも、なかなか会えない日が続き、少しだけ諦めかけてしまいます。
そんなタイミングで、ようやく訪れたのが皆の知っている“第1話の出会い”だった。それを知った瞬間、胸がぎゅっと締めつけられました。

つまりあの出会いは、ただの偶然ではなく、
すでに薫子の方が先に、静かに、健気に恋をしていた物語だったんです。

最終回でその一端が明かされたことで、2人の物語がより深く、優しく染み込んでくるような、そんなシーンでした。

薫る花は凛と咲く アニメ最終回 〜最終回が伝えるメッセージ〜

「私は和栗薫子です。そしてあなたは紬凛太郎くんです。
 千鳥と桔梗(ききょう)なんて関係ない。
 他でもないあなただから、私は知りたいと思ったの。」

犬猿の仲だと言われてきた二つの学校。
その“肩書き”なんて軽く飛び越えて、まっすぐに相手の中身だけを見つめて選び合った二人を前にすると、ただただ胸が熱くなるんですよね。

薫子の芯の強さは、表面の上品さ以上に眩しくて。
凛太郎の優しさは、枠におさまらない大きさで。
気づけば、二人とも最初の自分じゃ届かなかった場所に、ちゃんと辿り着いていたんだなって思わされる最終回でした。

“環境や肩書きより、その人自身を見ること”
“出会いが変えていく心の強さや優しさ”
物語が最後に伝えたかったメッセージが、静かに、でも強く胸に残ります。

ほんとに素晴らしい作品でした。
この二人なら、きっとこれからも互いの世界をまっすぐ広げていくんだろうな…と、未来まで楽しみになる締めくくりでした。

アニメ第2期も楽しみです!!

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